【Fire HD 10】タイムセールで毎度の如く激安になる純正タブレットを使ってみる。
昨日Amazonのタイムセールがあり、多くの商品が値引きされた。(一部、『元値上げてるだけじゃねえか』みたいなものもあったけど)
安さとは催眠術のように私の購買意欲を刺激するものの、流石に中華製の怪しいイヤフォンとかは買う気にはなれず。
結局前々から気にはなっていたFire HD 10を購入した。
良い点
先ずは端的に良い点、欠点をそれぞれ並べようと思う。
Amazon系ソフトウェアに最適
これは至極当たり前なことなのだが、Amazon系列のアプリケーション(特にPrime Video)が使いやすい。
私は普段PCでPrimeVideoを見ているのでそれとの比較になる。
PCの方に比べFire HD 10の方がUIが簡素化されていてすっきりしている。
しかしながら別に機能の制限などは無く、快適にビデオの検索、視聴ができた。
特に検索に関してはFire HD 10の方が私には合っていた。
PCの方の検索はイマイチ見ずらかったのだが、Fire HD 10の方はビデオの並び方が細かく、パソコンのディスプレイより小さかった割にはよかった。
恐らくタブレットのインチに合わせて最適化したのだと思う。純正のいいところの一つだ。
10.1インチのサイズで動画が見やすい
実際のところ私がこのFire HD 10を選ぶ時に悩んだ要因がこれだったし、かつ、決め手となったのもこれであった。
kindleを読むにはデカすぎるし、Primevideoを見るには十分だと思ったからだ。
kindleのことを考えると8もありかなと思ってしまった。(そっちのほうが安いし)
だがしかし『大は小を兼ねる』とも言うしデカい方で困ることもそこまでないだろ。
ということでこっちにした。
結果的には8に勝っている画質(1920 x 1200)の点で非常に満足した。それにkindleも確かに少し違和感がなくもないが、使えることは使える。
逆に言えば画面がでかいおかげでページのめくる回数が少なくて済むから多少楽かもしれない。
まあ、片手で持たない場合は大きな支障はないだろう。
非推奨だが大きな欠点を補える
大きな欠点については後述するが
ズバリ使えるアプリが少ねぇってことです。
一万円という値段で買える理由もこれだ。
Amazonのアプリを使わせるため、Amazonが作ったタブレット。そういうことですね。
そのため安く販売できる。そういうことだ。
しかしこれはGoogle play storeを入れさえすれば解決する。
非推奨だけど。つまるところ自己責任だ。
Google play storeの導入に関してはこちらから。
欠点
カメラの画質
これに関しては致し方ない。逆にこの値段で超高解像度だったら怖い。
カメラは値段が高いけど需要も高いから最近のスマホは力を入れていたりするが、Fire HD 10は特に値段のほうを重視しているらしい。
少なくともこのタブレットのカメラに期待している人(いるのか?)はやめておいた方が良い。
私は特にカメラ機能に期待していなかったのでダメージは無かった。
きれいな写真を撮りたい人はもっと奮発して買いましょう。
ボタン配置が微妙
この写真の通り、短い辺にボタンが集中している。
これがサイズもあって地味に使いずらい。
せめて音量調節ボタンは違う辺につけてもらいたかった……。
これも回路とコストの兼ね合いなのだろう。
Fire OSによる制限
これに関しては先ほども記述したが、まともに使おうとするとAndroid端末に比べて制限がきつい。
なんとGoogle chromeや、正規のyoutubeアプリすら入れられないのだ。(非正規の物ならAmazonアプリストアにあるけど)
ということはまともに使わなければ一応Google play storeを入れられるということだ。
それについてはこちらから。
外観
ここからはFire HD 10をもう少し詳しく見ていこうと思う。
付属品
個人的にUSB変換アダプタは不足していたので有り難い。
出力電力は9.0Wである。弱いです。はい。
そして、やっすい端末だと稀にmicro-usbとかだったりするのだが流石にUSB-Cである。
レイアウト
一辺にSDカードスロット以外の接続端子やボタンが積まれている。
好みは人それぞれだが、前述したように個人的にはあまり気に入っていない。まあ許容範囲内ではあるんですけど。
ディスプレイと質感
ディスプレイの肌触りはいたって普通だった。大抵のタブレットは変わらないと思うけど。
気になったのは指紋の付きやすさだ。結構、気になるくらい指紋はつくので、保護フィルムは買ったほうがいいかも。
それと光沢も割とある方だ。
背面は触るとプラスティックっぽさが強いけど、視覚的にはそこまでチープには感じない。
本当はブラックが欲しかったのだが、品薄状態で届くまで8から10週間と書いてあったのでしょうがなくデニムにしたけど悪くない色合いだ。
多少滑りやすいのでカバーはつけた方がいいかもしれない。
初期設定
これに関しては死ぬほど簡単だった。
という項目にチェックをしておいたので、手動でアカウントをリンクする手間は省けた。
言語設定
↓
ネットワーク設定
↓
アカウントのパスワード入力
↓
終了
性能検証
数値化できないものは主観的に見た感想になるのでご承知を。
Kindle
動作の面では全く問題ない。
開くときに重くなったりもしないし、ページを進める時もかくつきは見られない。
但し、片手で持ちながら読むのは厳しい。
というのもサイズが大きくて、片手で支えるのがしんどいからだ。
私自身、置いて読むつもりなので構わないがスマホのような使い方はむつかしい。
Prime Video
Fire HD 10は多分、KindleよりもPrime Video向けなんだと思う。
Prime Videoの鑑賞の場合、Kindleでは多少ネックになっていたサイズがむしろちょうどよく感じるのだ。
個人的には1920 x 1200の解像度に不満はなかったが、4Kタブレットを普段から使っている人からしたら物足りないだろう。
加えて、ディスプレイの縁が気になる人もいるかもしれない。
これは値段もあって妥協点といったところか。
ステレオスピーカーなので違和感なく視聴できるのは確実な強みである。
Antutuベンチマーク
ベンチスコア
上記画像がベンチの結果である。
『ユーザーの1%を上回っています』の文字が虚しいが、一万円ですから。ええ。
調べたところ総合スコアは『Xiaomi Redmi Note 8』に近いらしい。
結構古い上にスマホなので値段を相対的に見るのは難しいが、希望小売価格でみるとFire HD 10のほうが多少安い。
Antutuベンチのスコアボードはこちら
www.antutu.com
Antutuベンチの導入
定番のAntutuベンチではかろうとしたところ、どうやらAmazonアプリストアのものは動作不安定らしい。
ということで公式サイト
www.antutu.com
から直接ファイルをダウンロードして実行した。
簡単な手順としては
Android版のAntutuベンチマークをダウンロード(一番右のAItutuと見間違えないように)
その後インストールするだけなのだが、色々と制限がかかっている場合があるので解除しながら進める。
インストールが終わると、そのまま起動が選択できるので起動する。
下にある『ホーム』というところをタップすると下の画像のようになると思う。
そうしたら『ダウンロードとインストール』のでかい文字をタップしマーケットからダウンロードをクリック。
『Amazonアプリストアで続行しますか?』を続行。
しかしこれだけではダウンロードしてくれないので、もう一度Antutuベンチを開き今度は『マーケットからダウンロード』とは別にただの『ダウンロード』と出ているはずなのでそれをクリック。
制限が出てきたら解除し、インストール。
完了したらAntutuを立ち上げて勝手にテストを始めてくれる。
手動で始める場合はホームに行ってテストを実行をタップすればできる。
あとは気長に待つのみ。
カメラ機能
上の写真は欠点のところでも乗せたが、一目瞭然である。
iPhone8自体古いスマホだ。今はもっと高解像度のカメラを有している端末がたくさんあることを考えるとやはり弱い。
スピーカーの音質
思っていたよりも好感触であった。もう少しスカスカな音が出ると思ったが、映画を見ていても大丈夫なくらいの音質ではある。
低音は弱めで疲れにくいのも個人的にはプラスの評価に入る。
ただBluetoothにも対応しているので、ワイヤレススピーカーで使うのもありだ。
Google play storeを入れてみる
やっとやる。
導入方法
root化を使ったりする方法もあるらしいが、今回はファイルをダウンロードするだけの簡素な方法でやってみる。
下記の番号順にダウンロードしていく。(文字をタッチしてもらうとダウンロード先に飛べます)
右下のDownloadをタッチすればダウンロードが開始される。
全てのファイルインストールが終わったら上の番号順にインストールする。
ここが一番重要な点。
インストールの順番を間違ってしまうとやり直しになるのでご注意を。
ダウンロードの順番も合わせておくと間違えずらい。
ホーム画面に戻るとGoogle play storeがあるが、念のため再起動をする。
これで完了だ。
アプリ検証
今回はGoogle chromeとOpera、youtubeを入れて使ってみた。おまけでCall of Dutyもやってみた。
chromeに関してはエラーが多いらしい(主に同期)が、私の場合は特に何も起こらず。
しかしながらFire OSのアップデートにより急におかしくなったりするらしいので安心はできない。AmazonとGoogle play store入れたいユーザーの鼬ごっこが続くまでは。
Operaとyoutubeも同様に早期発見できる問題はなかったので今のところはAndroidもどきとして使えそうだ。
ゲームは如何に、ということで負荷強めのCoD Mobileをやってみたが予想通りサクサクは動いてくれない。
画質は低品質で動かしていたがロード中、或いはロード終了時にプチフリーズが起こる。
恐らくはRAMの問題のように思えたが、まあこの値段のタブレットの割には動いたかも?
ソシャゲ程度なら問題はなさそうではある。
まとめ
結論としてはコストパフォーマンスはとても良いと思った。
何よりプライム会員の人はありだと思う。
逆に言えばプライム会員以外の人はあまり魅力を感じられないかもしれない。
しかし、あくまでもそれはGoogle play storeを入れないという前提だ。
Google play storeをインストールしさえすれば、万人にとって使えるものになるだろう。
買い方のすすめとしてはやはり、このようなタイムセールだったりプライムデーだったり、セール中に買うのがベストだと考える。
Amazon独自のブランド製品はセール中に大幅値下げされるからだ。(今回の場合は5000円値引きされていた)
買おうと思っている人はセール時期をチェックして買おう。
www.amazon.co.jp