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【PC】ADATAのSSDを買って失敗した話

XPG s40g

最近「DTM」を始めたのだが、サンプルやらなんやらでかなりPCの容量を食ってしまう。
BTOから流用していた500GBのphison製SSDでは明らかに不足している。

というわけでSSDを増設することにした。

DTMで使うSSDSATAで十分だと思うが、M.2スロットが空いていたのでGen3のM.2SSDを買うことに。

特にメーカーは決まっていなかったので、価格ドットコムでM.2の4TBに絞って探してみる。
すると、最安が crucial P3とADATA XPG SPECTRIX(約37,000) の二つ。

スペック的にはADATAのほうが高かったのでそちらにしてみた。


しかしこの時点でこの製品はあまり信用していない。
というのも、あらゆるADATA製M.2SSDのレビュー欄にはTLC QLCに関する不満が書いてあったからだ。

TLCと表記されているのにQLCの製品も混じっているというもの。
(ちなみにQLCはTLC製品に比べ、耐久性や書き込み性能が低い)

まあ、危ういものには手を付けないのが普通だが、Amazonの商品ページにははっきり「TLC」と書かれていたので、返品も視野に入れて購入してみたのだ。

運が良ければ本当にTLCかもしれないし、そうであればめちゃくちゃいい買い物である。
そうでなくとも商品ページの記載と違うといって返品できるわけだ。


結果から言うと、タイトルからもわかるようにQLCだった。
本来、TLCかQLCであるかの判断は難しいのだがこちらのサイトからインストールできるツールを使って調べることができる。

このことをADATAに直接問い合わせると、
「2TB品まではTLCだが4TBはQLC」
とのこと。

公式サイトの製品情報ページを見てみるとそこまで詳しく書いておらず、3D NANDとしか書いていない。
まったく汚いやり方である。

おまけに「確かにQLCだけどTBWは変わらない」とか言ってくる始末。
そういう事じゃねえわ。

流石に返金しました。

ADATAといえばSX8200 Proの高コスパSSDが有名だったが、それは過去の話だ。

まあ、QLCかTLCかについて気にしない人ならありかもしれないが、そういう商売をしている時点で買いたくなくなるのは事実。
もとからあまり信頼はしていなかったけど、今回の件で一層自分の中でADATAの評判が下がった。

トラブルを避けたい人は安くてもADATA製のSSDは回避するべきだろう。

【読書ログ】『Ank:a mirroring ape』を読了

Ank:a mirroring apeの文庫本の表紙

訳あってしばらくブログを更新できていなかった。
しかし下書きは約一年近く前に書いてあったので当時書いたものとして進めていく。



最近は電子書籍と文庫本を並行して読み進めていた。
その内の電子書籍は前回取り上げたが、今回は文庫本の方も読了したということで書いていく。

今回読んだのは
Ank:a mirroring ape』です。

実は著者の本を読んだのは、これが初めてではない。
以前にも著者の再デビュー作である『Q J K J Q』を読んだ事がある。
序盤は主人公がナルシスト過ぎて少し苦痛だったが中盤からはその気配がなくなり、比較的楽しく読めた記憶だ。

して、今作だがQJKJQと同じくミステリー小説である。
しかし決定的な違いはSFの要素も孕んでいるということだ。

今作は主人公、鈴木望が所長を務める霊長類研究所から一匹のチンパンジーが脱走したことにとって「暴動」が始まる。

暴動というと現在フランスで起こっているようなデモを想像する方もいるかもしれない。
しかし、今作の場合は人間同士が訳も分からず互いを殺しあうのである。
そこの描写は著者お得意の中々グロテスクな仕上がりであった。苦手な人は控えてもいいかもしれない。

その原因が今作のミステリー要素でありSF要素であるのだが、個人的にはファンタジーのほうが近いように感じた。

自分は完全にハードSFだと思い込んで読み進めていたので、そこが少し残念であったものの、SFらしい時間的な壮大さは間違いなく備えていたし、ページの多さも相まって物語の世界感に没頭できた。

パニックものなのにここまでチープさを感じさせないのは、やはり佐藤究氏の筆力だなと感じさせられた一冊であった。

【読書ログ】『殺戮にいたる病』を読了

殺戮にいたる病の表紙

今まで私の読書形態はもっぱら紙媒体だった。
別に電子書籍を嫌っていた訳ではなく、何となくで近所の本屋へ通っていただけだが。
ところが先日、Amazonタブレットを購入した際に、Kindle Unlimitedの3ヶ月無料特典がついてきたので試しにいろいろと読んでみることにした。

ということで最初に読了したのが、
『殺戮にいたる病』です。
読む前は知らなかったのだけれど、どうやら25年も前の作品らしい。
作中でふと、スマホとか携帯電話が出てこないのを不審に思って『これは若しや時間のトリックなのか?』と考えたが違った。

話は蒲生稔蒲生雅子樋口武雄の三人の視点から描かれる。

一人目、蒲生稔は女を愛す為に殺害する、言わばサイコキラーだ。

犯される性はすなわち殺される性であった。
我孫子武丸. 新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫) (p.41). 講談社. Kindle 版.

この言葉がなかなか強烈だった。
終始言動も考え方も現実離れしているから、時々啞然としてしまって、また、時に気分が頗る悪くなったりもした。
殊に肉切り包丁で女性の下腹部を切り裂き、子宮を切除する場面は悪心を覚えた。


二人目の蒲生雅子は自身の息子が殺人を犯したのではないかと疑い始める。
雅子は稔とはまた別の気持ち悪さがあった。
息子への執着が酷く(まあ殺人を疑い始めたのだから当然かもしれないが)、本人がいない間に部屋のごみ箱をあさったり、自慰行為を低俗な行為とみなし息子のそれを制限させようとしたりとなかなか歪んでいる。
おまけに子供たちは夫と私のものではなく私だけのものだと言い出したりと絵に描いた毒親である。

彼らのことを「夫の」子供だとか、「 わたし達の」子供だと考えたことはない。どちらも「わたしの」子供でしかなかった。
我孫子武丸. 新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫) (p.12). 講談社. Kindle 版.

私の親がこのような人間でなくて良かったと心底感じた。


三人目である樋口武雄は元刑事で現在は独り身の男。
これら三人の中では唯一感情移入できた人物だと思う。

それからゆっくりと彼女との最期の日のことを克明に思い出して初めて、妻がとうに─ ─ 二週間前に、一ヵ月前に、あるいは半年前に─ ─ 死んでいるという現実を認識するのだった。
我孫子武丸. 新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫) (p.15). 講談社. Kindle 版.

妻が入院していた際に病院で知り合い、妻が死んだ後も度々見舞いに来てくれた島木敏子という女性が殺されたことから、彼はその事件を追っていく。
個人的に樋口は感情移入させる為の登場人物として描かれているのではと考えた。
猟奇的殺人者へ同情するのは困難だからだ。
終盤で彼が殺人者を追いかけるシーンは疾走感があり、ついつい地の文を読み飛ばしてしまうくらいに次のページを欲してしまった。


全体的に上手くミスリードを誘ってはいるが、中盤あたりで大体の犯人像が分かってしまったことは残念だった。
ただ、叙述トリック物として一読の価値はあったと思う。

ネタバレを避けたいのであまり詳しくは話せないけれど、確かなのはAmazonのレビューは見ないべきということです。
後から見てみたら面白いネタバレがあって笑ってしまった。

【PC】自作PCの紹介


今回は今自分が使っているPCについての紹介をしていきたいと思う。
特に商品紹介ということでもないのでまったりと語る。

見た目について

黒いPCケース、開放感があり通気性も高い
ケースの商品画像
ガラスフレーム越しにパソコンの内部は見ずらい内部はケーブルが無造作に配線されている
左がガラス越しの内部。反射で見えずらい。右が実際の内部。

デザイン

(ケースはThermaltakeCore P6 TGというケース)
まず初めに見た目についてだが、かなり味気ない感じになっている。(掃除した後だから配線が汚い)
折角、ガラス板のケースなのに装飾を施していないから真っ黒である。
グラフィックボードや、CPUクーラーはRGBLEDがついているため、光らせることが可能ではあるが、正直光ってもあまり綺麗じゃない。
最近はゲーミングPCと銘打ってBTOパソコンも光るものが増えている。
つまりは派手なパソコンを求める人が多いのだろう。
個人的にはパソコンにデコレーションするのも面倒なので、手の込んだ事はしていない。
じゃあ何故、ガラスフレームのケースなど選んだのか。
私は光らせなくても中身が見えることがいいのだと考える。
たとえ、煌びやかでなくとも内部のマザーボード然り、グラボなりファンなりが覗ける事が大事なのだと。
あと利便性の点からいえば、ファンが止まっていたりマザボのエラーランプが光っているのをフレームを外さずに確認できる事とかが挙げられる。
これはこれで堅牢な様子でいいのではないか。
そんなわけで光らせないデスクトップパソコンの提唱でした。
因みにもう二ついい点が。
一つ目は
ケースのガラスを取り除くことでスタイリッシュな外観になっている
この写真のようにオープンフレームとしても使える点だ。
ケースのあらゆる部分が分解可能なので作業性は抜群なのだ。

二つ目は拡張性である。
外付けHDD、SSDの拡張スロットが7つ。
上面:140mm×2、120mm×3
前面:140mm×2、120mm×3
背面:120mm×1
右側面:140mm×2、120mm×3
底面:140mm×2、120mm×3
のそれぞれケースファンが搭載可能。
私はそこまで外付けの記憶媒体は使わないのだが、ファンに関しては120mmを合計7つ搭載して使用している。
ここまでファンを載せるとケースの放熱性能は十二分だ。
その代わり、ファンが少ないと余分なスペースができてしまうのには注意かもしれない。

デザインにおける不満点は一つある。
それはマザーボードのバックパネルがはまらないことだ。
バックパネルがはまっていないため端子の隅が開いてしまっている
こんな感じになるため、ほこりが入りやすくなっている。
バックパネルをケースにはめるタイプのマザーボードを使っている人は向いていないかもしれない。

サイズ・重量

サイズは"255(W)×565(H)×530(D) mm"とデカイ。
重量も17.8kgで重すぎる。
白状するとサイズも重量も見ないで買ってしまっていた。
ケースを買うときにサイズを見ないとは途轍もない失態だ。
この失態を、面接の自己紹介の時みたいにポジティブに言い換えるのならば『寸法を忘れる程このデザインに惹かれた』だろう。
だから実際、私は返品をしなかった。
ケースは一生もんだと思っているので、たとえ重かろうと頑丈なのに越したことはないと思うようにした。
とは言え、持ち上げるときに腰を壊したのは内緒。

スペックについて

RTX3070, AS500 Plus, Ryzen7 5800x, SUPERFLOWER 80PLUS PLATINUM, TUF GAMING B550-PLUSそれぞれの箱が並んでいる
ここからが本題(?)のスペックについて。
まず簡単にリスト形式にしてみた。

以上。SSDは昔BTOから移植したものなので、詳しい製品名は忘れてしまった。

CPUとGPU

私はゲームをするためGPUはそこそこのものを使っている。
それに比例してCPUもネックにならないようなもの選んだ。
変える前はcore i7の10世代を使っていたが、それに比べマルチもシングルもベンチスコアが上がったので満足している
Ryzen 7は7000番台が出るまでは使い続けようと思っている。
余談だが、7000番台ではPCie5.0対応と出ていたのがすごく気になる
PCie5.0ではどれほどのパフォーマンス向上があるのか。期待したい。

Ryzen7 5800xの箱RTX3070本体
kakaku.com
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マザーボード

マザーボードについては特に語ることはないのだが、個人的にASUSへの信頼が厚い
何よりBIOSはもちろん、Armoury crateというソフトウェアもかなり使い易い
OS上からモニタリング、ファンのプリセット変更、LEDの変更(私は使わないが)ができる上、UIが見やすい。
次のグラボはMSIから、ASUSに鞍替えするだろう
b550 tuf-gamingマザーボードの本体と箱
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メモリ

メモリはパソコン工房の初売りで安くなっていた(5500円くらい)Crucial製の3200MHz 8GB2枚だ。
8GB2枚で5000円台という安さに惹かれ購入に至ったわけだが、安定して動作してくれているので良い買い物だった。
今現在では、8000円近くになっている事から半導体不足の影響力が窺い知れる
メモリ8GBの二枚
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CPUファン

CPUファンは大きな拍手をあげたいくらいの性能だ
爆熱のRyzen 7 5800xをコンパクトながらもうまく冷やしている。
完全に冷やし切れているわけではないものの、ミドルCPUクーラーの中ではトップレベルの冷却性能ではなかろうか。
簡易水冷と迷っていたがやはり空冷が簡単で私向きかもしれない。
AS500plus本体の画像RGBが光っている
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ケースファン

率直に申しあげると、あまりこのファンはお勧めできない
先ず、私はこのファンを8基買ったのだがそのうちの5基が初期不良だった。
2基は指で補助してやれば回ったので見逃したが、残りの3基は一切回らないもの一つとPWM制御ができないもの二つだったので、さすがに返品した。
これに関しては販売、配送のヨドバシが悪いのか、メーカーのSCYTHEが悪いのか定かではない。
虎徹とかは高く評価されているので多分ヨドバシの商品の扱い方が悪いのだと考えている
どちらにせよ悲劇であった事に違いはない。
ここまでのは私が運悪く初期不良を引いただけなのだから、他人にお勧めしないと断言する材料にはならないだろう。
真の、と言っていいかは分からないが、お勧めしない理由は音だ
今までファンの音量とかはヘッドフォンをしているから気にならないだろ、と思っていた。しかしこれを使って、そんなこともないと考えるようになった。1500rpmを超えてきたあたりから、死ぬほどうるさい
ファンコンで制御する他無い程に風を切る音がヘッドフォンを貫通してくる。
高いケースファン(例えばNoctureとか)を使用したことがないので、比較して批評はできないのだが動画で見ている分には高級ファンもありなのかなと思う
お金に余裕があれば購入を検討しようと思う。
SCYTHE Wonder Snail 2400 PWMの本体
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電源装置

ゲーム用途には十分すぎるほどの1000w電源。
1000w、PLATINUM認証で2万円って安くね?と思い半ばノリで購入したものだが後悔はしていない。
見た目は着飾らずシンプルな、というよりそれを通り越してダサいまである。
その代わり質実剛健な作りで性能面では申し分ない。

SUPERFLOWERというメーカーは日本ではマイナーだが海外では評判がいいらしい。
保証は5年、メール登録で7年と充分ある。
あえて欠点を上げれば、ファンだろう。滅茶苦茶うるさいわけではないが音が多少気になる。
とは言え、ECOモードのスイッチを入れるとファンの回転するまでの閾値が高くなるので静かになる。
そもそも私は1000wギリギリまでは使わないので、ECOモードにしているとほとんどファンが回らない

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まとめ

ということで今回は自分のPC環境について語った。
これからもパーツ交換とかがあればその都度記事を書こうと思う。

【Fire HD 10】タイムセールで毎度の如く激安になる純正タブレットを使ってみる。

昨日Amazonのタイムセールがあり、多くの商品が値引きされた。(一部、『元値上げてるだけじゃねえか』みたいなものもあったけど)

安さとは催眠術のように私の購買意欲を刺激するものの、流石に中華製の怪しいイヤフォンとかは買う気にはなれず。

結局前々から気にはなっていたFire HD 10を購入した。

良い点

先ずは端的に良い点、欠点をそれぞれ並べようと思う。

Amazon系ソフトウェアに最適

これは至極当たり前なことなのだが、Amazon系列のアプリケーション(特にPrime Video)が使いやすい
私は普段PCでPrimeVideoを見ているのでそれとの比較になる。

上がPC 下がFire HD 10

PCの方に比べFire HD 10の方がUIが簡素化されていてすっきりしている。
しかしながら別に機能の制限などは無く、快適にビデオの検索、視聴ができた。
特に検索に関してはFire HD 10の方が私には合っていた。
PCの方の検索はイマイチ見ずらかったのだが、Fire HD 10の方はビデオの並び方が細かく、パソコンのディスプレイより小さかった割にはよかった
恐らくタブレットのインチに合わせて最適化したのだと思う。純正のいいところの一つだ。

10.1インチのサイズで動画が見やすい

実際のところ私がこのFire HD 10を選ぶ時に悩んだ要因がこれだったし、かつ、決め手となったのもこれであった。
kindleを読むにはデカすぎるし、Primevideoを見るには十分だと思ったからだ。
10.1インチのFire HD 10タブレット
kindleのことを考えると8もありかなと思ってしまった。(そっちのほうが安いし)
だがしかし『大は小を兼ねる』とも言うしデカい方で困ることもそこまでないだろ。
ということでこっちにした。
結果的には8に勝っている画質(1920 x 1200)の点で非常に満足した。それにkindleも確かに少し違和感がなくもないが、使えることは使える。
逆に言えば画面がでかいおかげでページのめくる回数が少なくて済むから多少楽かもしれない。
まあ、片手で持たない場合は大きな支障はないだろう。

非推奨だが大きな欠点を補える

大きな欠点については後述するが
ズバリ使えるアプリが少ねぇってことです。
一万円という値段で買える理由もこれだ。
Amazonのアプリを使わせるため、Amazonが作ったタブレット。そういうことですね。
そのため安く販売できる。そういうことだ。
しかしこれはGoogle play storeを入れさえすれば解決する。
非推奨だけど。つまるところ自己責任だ。
Google play storeの導入に関してはこちらから。

欠点

カメラの画質

これに関しては致し方ない。逆にこの値段で超高解像度だったら怖い
カメラは値段が高いけど需要も高いから最近のスマホは力を入れていたりするが、Fire HD 10は特に値段のほうを重視しているらしい。
少なくともこのタブレットカメラに期待している人(いるのか?)はやめておいた方が良い
私は特にカメラ機能に期待していなかったのでダメージは無かった。
きれいな写真を撮りたい人はもっと奮発して買いましょう

左がiPhone8で撮影 右がFire HD 10で撮影

ボタン配置が微妙

上から、音量調整、スリープボタン、USB Type-c、イヤホンジャック

この写真の通り、短い辺にボタンが集中している
これがサイズもあって地味に使いずらい
せめて音量調節ボタンは違う辺につけてもらいたかった……。
これも回路とコストの兼ね合いなのだろう。

Fire OSによる制限

これに関しては先ほども記述したが、まともに使おうとするとAndroid端末に比べて制限がきつい
なんとGoogle chromeや、正規のyoutubeアプリすら入れられないのだ。(非正規の物ならAmazonアプリストアにあるけど)
ということはまともに使わなければ一応Google play storeを入れられるということだ。
それについてはこちらから。

外観

ここからはFire HD 10をもう少し詳しく見ていこうと思う。

付属品

左から、ACアダプタ、充電ケーブル、注意書き、取扱説明書

個人的にUSB変換アダプタは不足していたので有り難い。
出力電力は9.0Wである。弱いです。はい。
そして、やっすい端末だと稀にmicro-usbとかだったりするのだが流石にUSB-Cである。

レイアウト

上から、音量調整、スリープボタン、USB Type-c、イヤホンジャック

一辺にSDカードスロット以外の接続端子やボタンが積まれている。
好みは人それぞれだが、前述したように個人的にはあまり気に入っていない。まあ許容範囲内ではあるんですけど。

SDカードスロット

ディスプレイと質感

ディスプレイの肌触りはいたって普通だった。大抵のタブレットは変わらないと思うけど。
気になったのは指紋の付きやすさだ。結構、気になるくらい指紋はつくので、保護フィルムは買ったほうがいいかも。
それと光沢も割とある方だ。

Fire HD 10の画像出力面、反射が強い
ディスプレイ

背面は触るとプラスティックっぽさが強いけど、視覚的にはそこまでチープには感じない
本当はブラックが欲しかったのだが、品薄状態で届くまで8から10週間と書いてあったのでしょうがなくデニムにしたけど悪くない色合いだ。
多少滑りやすいのでカバーはつけた方がいいかもしれない。

Fire HD 10の裏、デニム色の面にAmazonのロゴが入っている
背面

初期設定

これに関しては死ぬほど簡単だった。

  • バイスAmazonアカウントにリンクする (簡単セットアップ)

という項目にチェックをしておいたので、手動でアカウントをリンクする手間は省けた。

    言語設定
      ↓
   ネットワーク設定
      ↓
アカウントのパスワード入力
      ↓
     終了

このくらいだけですぐ使えた。
とはいえ最近のスマホタブレットはこんなもんである。

性能検証

数値化できないものは主観的に見た感想になるのでご承知を。

Kindle

動作の面では全く問題ない
開くときに重くなったりもしないし、ページを進める時もかくつきは見られない。
但し、片手で持ちながら読むのは厳しい
というのもサイズが大きくて、片手で支えるのがしんどいからだ。
私自身、置いて読むつもりなので構わないがスマホのような使い方はむつかしい。

タブレットと文庫本が並んでいて、タブレットの方が一回り二回り大きい
Fire HD 10と文庫本の比較

Prime Video

Fire HD 10は多分、KindleよりもPrime Video向けなんだと思う。
Prime Videoの鑑賞の場合、Kindleでは多少ネックになっていたサイズがむしろちょうどよく感じるのだ。
個人的には1920 x 1200の解像度に不満はなかったが、4Kタブレットを普段から使っている人からしたら物足りないだろう。
加えて、ディスプレイの縁が気になる人もいるかもしれない。
これは値段もあって妥協点といったところか。
ステレオスピーカーなので違和感なく視聴できるのは確実な強みである。

Antutuベンチマーク

ベンチスコア
Fire HD 10のスペック総合スコアは168186
Antutuベンチの結果

上記画像がベンチの結果である。
ユーザーの1%を上回っています』の文字が虚しいが、一万円ですから。ええ。
調べたところ総合スコアは『Xiaomi Redmi Note 8』に近いらしい。
結構古い上にスマホなので値段を相対的に見るのは難しいが、希望小売価格でみるとFire HD 10のほうが多少安い
Antutuベンチのスコアボードはこちら
www.antutu.com

Antutuベンチの導入

定番のAntutuベンチではかろうとしたところ、どうやらAmazonアプリストアのものは動作不安定らしい。
ということで公式サイト
www.antutu.com
から直接ファイルをダウンロードして実行した。
簡単な手順としては

ベンチマークソフトが並んでいて、それぞれダウンロードできる
Android版のAntutuベンチマークをダウンロード(一番右のAItutuと見間違えないように

その後インストールするだけなのだが、色々と制限がかかっている場合があるので解除しながら進める
インストールが終わると、そのまま起動が選択できるので起動する
下にある『ホーム』というところをタップすると下の画像のようになると思う。
Antutuベンチ初回起動時のホーム画面。大きな文字で『ダウンロードとインストール』と書いてある
そうしたら『ダウンロードとインストール』のでかい文字をタップしマーケットからダウンロードをクリック。
Amazonアプリストアで続行しますか?』を続行。
しかしこれだけではダウンロードしてくれないので、もう一度Antutuベンチを開き今度は『マーケットからダウンロード』とは別にただのダウンロード』と出ているはずなのでそれをクリック

制限が出てきたら解除し、インストール
完了したらAntutuを立ち上げて勝手にテストを始めてくれる
手動で始める場合はホームに行ってテストを実行をタップすればできる
あとは気長に待つのみ

カメラ機能

左がiPhone8で撮影 右がFire HD 10で撮影

上の写真は欠点のところでも乗せたが、一目瞭然である。
iPhone8自体古いスマホだ。今はもっと高解像度のカメラを有している端末がたくさんあることを考えるとやはり弱い

スピーカーの音質

思っていたよりも好感触であった。もう少しスカスカな音が出ると思ったが、映画を見ていても大丈夫なくらいの音質ではある
低音は弱めで疲れにくいのも個人的にはプラスの評価に入る。
ただBluetoothにも対応しているので、ワイヤレススピーカーで使うのもありだ。

タブレット内蔵のスピーカー
一対のステレオスピーカー

Google play storeを入れてみる

やっとやる。

導入方法

root化を使ったりする方法もあるらしいが、今回はファイルをダウンロードするだけの簡素な方法でやってみる。
下記の番号順にダウンロードしていく。(文字をタッチしてもらうとダウンロード先に飛べます)

  1. Googleアカウントマネージャー
  2. Googleサービスフレームワーク
  3. Google Play 開発者サービス
  4. Google Play ストア
ダウンロードサイトイメージ

右下のDownloadをタッチすればダウンロードが開始される。

全てのファイルインストールが終わったら上の番号順にインストールする
ここが一番重要な点。
インストールの順番を間違ってしまうとやり直しになるのでご注意を。
ダウンロードの順番も合わせておくと間違えずらい。

ホーム画面に戻るとGoogle play storeがあるが、念のため再起動をする

これで完了だ。

アプリ検証

今回はGoogle chromeOperayoutubeを入れて使ってみた。おまけでCall of Dutyもやってみた。
chromeに関してはエラーが多いらしい(主に同期)が、私の場合は特に何も起こらず
しかしながらFire OSのアップデートにより急におかしくなったりするらしいので安心はできない。AmazonGoogle play store入れたいユーザーの鼬ごっこが続くまでは。
Operayoutubeも同様に早期発見できる問題はなかったので今のところはAndroidもどきとして使えそうだ。
ゲームは如何に、ということで負荷強めのCoD Mobileをやってみたが予想通りサクサクは動いてくれない
画質は低品質で動かしていたがロード中、或いはロード終了時にプチフリーズが起こる。
恐らくはRAMの問題のように思えたが、まあこの値段のタブレットの割には動いたかも?
ソシャゲ程度なら問題はなさそうではある。

まとめ

結論としてはコストパフォーマンスはとても良いと思った。
何よりプライム会員の人はありだと思う
逆に言えばプライム会員以外の人はあまり魅力を感じられないかもしれない。
しかし、あくまでもそれはGoogle play storeを入れないという前提だ
Google play storeをインストールしさえすれば、万人にとって使えるものになるだろう。
買い方のすすめとしてはやはり、このようなタイムセールだったりプライムデーだったり、セール中に買うのがベストだと考える。
Amazon独自のブランド製品はセール中に大幅値下げされるからだ。(今回の場合は5000円値引きされていた)
買おうと思っている人はセール時期をチェックして買おう
Fire HD 10商品画像www.amazon.co.jp